仕事のスピードが2倍になりました(前編)
みなさまごきげんよう。やけに仏教に詳しいあの人です。
今日はわたしの仕事のスピードが2倍になった話(前編)をいたします。
結論としては
「自分の意見を持つようになったため」
です。
もう少し詳しく言うと
「自分の意見を持つことによって作業時間が半分になったため」
です。
仏教的に、見解を持つことは苦しみのもとなのですが、最近、見解を持つことなのではなく、見解に執着することが苦しみのもとなのではないかと思うにいたりました。
★★★
これから
今までの
「意見を持たずに苦しんでいたわたし」
と
今の
「意見を持ったことで楽になったわたし」
を説明していくにあたり、具体的なケースを出して紹介してまいります。
今回は「苦しんでいたわたし」についてご紹介し、次回「楽になったわたし」をご紹介いたします。
〈ケース:上司フリーザさまのもとで、意見を持たないことによって苦しんでいたときのわたし〉
先ほどサイヤ人が大規模な反乱を起こしたようです。わたしはフリーザさまから、サイヤ人を武力で鎮圧するか、どうにか懐柔するか、あるいはそれ以外の手を打つかを考えるように指示されました。
わたしは「最終的な意思決定者はフリーザさまなので、もしも自分がフリーザさまの立場だったら嬉しいことをしよう」と思い、フリーザさまが判断するにあたって必要な情報をとにかくかき集めることにしました。
なぜなら物事を判断するためには情報量が大切になるからです。
そのためわたしは、武力鎮圧のメリット、デメリット。懐柔のメリット、デメリットを調べ上げ、速やかに、わかりやすく簡潔にフリーザさまにご報告しました。
この後のわたしが思い描くシナリオとしては「わたしが取りまとめた情報をもとにフリーザさまにご判断いただき、その判断を実現すべく全力で取り掛かかる」というものでした。
しかし、フリーザさまはこのようにおっしゃいました。
「ふむ。内容は理解できました。で、あなたの考えはどうなのですか?」
「え?」わたしにはフリーザさまの発言の意味がわかりませんでした。なぜなら、わたしにとっては、別にサイヤ人を鎮圧しても懐柔しても、正直どちらでもよかったからです。
どちらの選択にもメリット、デメリットがありますし、そもそも最終的にそれを判断するのはフリーザさまです。
もし仮にわたしが「フリーザさま!サイヤ人は武力で鎮圧です!」だなんて言ったとして、フリーザさまから「いやいやここは懐柔ですよ」などと言われようものなら、結局わたしの意見は通らず、フリーザさまの判断に従わなくてはならないので「いやいやいやいや、あんたの考えはもう決まってるんかーい!だとしたら今のこのやり取りなに?なんなん?そもそもこのやり取りそのものがムダやん!なんだよー!フリーザさまの考えが決まってるならわざわざワイに聞かんといてー!いてーいてーいてー(エコー)」となるからです。
★★★
そのため、今まででのわたしは「いや、どちらもメリット、デメリットがありますので、フリーザさまが決めたことに付き従いますっ!!!」と答えておりました。
するとフリーザさまは「きえぇい!あなたには自分の考えがないのですか!もっと考えなさい!」と毎回おかんむりになりました。
そのような時にわたしは「もっと考えろってなんだよ、あんたよりずっとオレの方がメリット、デメリットについて考えとるワイ!ったく、これ以上なにを考えろって言うんだよ…むしろ素早くこれだけの情報を集めてきて、わかりやすく報告したことに感謝&評価しろよ…」と思っていました。
ただ「意見はないのか意見はないのか」と毎回言われるので「じゃあ、サイヤ人は武力鎮圧ですかね」と言うと「んんーそうですかねー?わたしは懐柔ですねー」とか言うものだから「きぃーっ!!!んだよ!反対するなら最初からオレの意見を聞くんじゃねぇよ!!!(ハンカチを強く噛みながら)」となることを繰り返していました。
★★★
と言うように、社会人になってからそのような苦しみがずっと続いていたのですが、先日ようやくこの苦しみから完全に卒業をすることができたのです。
その結果、フリーザさまはご満悦、わたしも評価されてうれしい、そして、仕事の量も半分になったので更にありがたい。ということになりました。
具体的になにをするようになったのかについては、同じようなケースを交えて次回お話しさせていただきます。
以上です。
こちらの記事をお読みいただいているみなさまといきとしいけるものが幸せでありますように。悩み苦しみがなくなりますように。願いごとがかなえられますように。
それではみなさまごきげんよう。やけに仏教に詳しいあの人でした。